館内ビュー&おすすめスポット
遊学館(生涯学習センター)には、屋外の庭園をはじめ、1階から3階まで、他では見ることのできない美術品や芸術作品が展示されておりますので、ぜひご覧ください。また、1階にはカフェレストランも併設しておりますので、ご来館の際ご利用ください。
屋外
庭園
知事公舎の時の樹木は、遊学館建設時に一部を除き移動(移植)し、遊学館完成後再現しています。池は建物にあわせ、後に造ったもので、漢字の「心」を表現しています。文翔館の庭は女性的な作りになっていますが、遊学館の庭園は男性的な作りになっています。
1階
中央階段
イタリアの大理石で作られています。手すりには山形鋳物でできた山形産の果物が装飾されています。
IL BLU(イルブル)遊学館
2020年2月、遊学館のリニューアルに合わせてオープン。大根、きゅうりなど身近な食材にも高級食材にも負けない個性、魅力があることを伝えながら、素材の個性を大切にした、四季の変化が豊かな山形ならではのイタリアンを提供しております。 ワンプレートパスタランチ、地物野菜カレーランチ、カルパッチョとパスタのコース、カフェメニュー等をお楽しみください。
2階
ホール緞帳
山形県山辺町にある(株)オリエンタルカーペットが制作。山形県天童市出身の日本画家、今野忠一(こんのちゅういち)画伯(1915-2006)の原画「月山と紅葉」に、松尾芭蕉が詠んだ俳句3句(※)が織り込まれています。芭蕉との関わりの深い俳人、与謝蕪村筆、奥の細道屏風の文字を配したものです。
※3句
閑さや岩にしみいる蝉の声(山寺)
雲の峰幾つ崩れて月の山(月山),暑き日を海にいれたり最上川(山形で詠んだ最後の句)
タペストリー(ホール脇)
山形県大石田町出身の日本画家、小松均(こまつひとし)画伯(1902-1989)の作品の「最上川難所・碁点」を原画に、山辺町の(株)オリエンタルカーペットの織り手15人が約3か月間かけて制作したタペストリーです。昭和48年8月に起こった干ばつの様子が描かれており、水量が少なく、岩肌がはっきりと見える中、母親と子どもが川で洗濯をしている姿が左側の上部に描かれています。画伯の絵の特徴として、人物が描き加えられており、大自然の中でいかに人が小さいかということを表しています。
3階
シャンデリア
南陽市のぶどう畑をイメージして作られており、ぶどうがいっぱいなっている様子です。ぶどうはクリスタル、棚は山形鋳物で表現されています。
ブロンズ壁版
山形で培った高水準技術を駆使し、“山形の四季”をテーマに日本の伝統文様を取り入れ「遊学館」の現代建築に調和した趣のものとして、特に制作されたものです。製法は、原形は茶の湯釜における焼き型法の笹ベラ技法を応用し、鋳造はブロンズ鋳物鋳造、着色は伝統技法における、オハグロ着色となっています。
テーマと文様:秋 秋草紋,夏 波地紋,春 梅桜紋,冬 千鳥紋